2019.12.4 05:00

特殊詐欺関与の日本人36人送還手続き フィリピンに捜査員派遣へ

特殊詐欺関与の日本人36人送還手続き フィリピンに捜査員派遣へ

 特殊詐欺に関与したとしてフィリピンの入国管理局が日本人の男36人を拘束した事件で、警視庁は3日、同国に捜査員を派遣する方針を明らかにした。4日にも渡航して現地当局と情報共有し、強制送還に向けた手続きも進める。

 捜査関係者によると、男らは「キャッシュカードを交換する必要がある」などと日本の高齢者に電話をかけ、国内の実行役と共謀してカードをだまし取り現金を引き出す特殊詐欺グループのメンバーとみられる。

 警視庁は既に窃盗容疑でうち数人の逮捕状を取得した。全員の関与も調べて国際的な詐欺組織の全容解明を目指す。

 警視庁は4~8月、同グループに関与したとみられる別の男数人を国内で逮捕し、カードを回収する「受け子」の統括役や電話役の「かけ子」とみて捜査を進めていた。

 フィリピン入管は11月13日、首都マニラのビルにあるアジトを摘発。スマートフォンやタブレット端末、金融機関名が書かれたメモなどを押収した。男らは2、3カ月ごとに拠点を移していたという。