2019.12.4 18:00

中村哲医師、アフガンで銃撃され死亡 同行ボディーガードら5人も

中村哲医師、アフガンで銃撃され死亡 同行ボディーガードら5人も

 アフガニスタン東部ナンガルハル州ジャララバードで4日朝、福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表、中村哲医師(73)らが乗った車が武装した男らに銃撃され、中村さんが死亡した。日本政府関係者が明らかにした。州報道官によると、中村さんのボディーガードや運転手ら5人も死亡した。

 ペシャワール会は4日、福岡市で記者会見し、中村さんは同日朝に宿舎を出て、約20キロ離れたかんがい作業の現場に向かう途中に襲撃されたと明らかにした。右胸に銃弾1発を受け、ジャララバードの病院で手術を受けていたという。

 州報道官は、中村さんは治療を受けるため、病院から首都カブール北方のバグラム米空軍基地に搬送される途中に死亡したと説明した。

 菅義偉官房長官は4日の記者会見で、在アフガン大使館に現地対策本部を設置したと明らかにした。外務省内にも対策室をつくり、情報収集を進める。

 犯行声明は確認されていない。

 中村さんはアフガンやパキスタンの国境付近などで貧困層への医療活動に長く関わってきた。