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【朝ドラのころ】若村麻由美(5)クランクアップの瞬間「天に昇るような気持ち」

【朝ドラのころ】

若村麻由美(5)クランクアップの瞬間「天に昇るような気持ち」

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朝ドラのころ
32年後の「一粒の麦」では朝ドラ以来となる女性の一代記に挑戦した若村

32年後の「一粒の麦」では朝ドラ以来となる女性の一代記に挑戦した若村【拡大】

 NHK連続テレビ小説の歴代ヒロインに迫る大型連載「朝ドラのころ」の第7回を飾った若村麻由美(52)もラスト。1987年度後期の「はっさい先生」で役者人生をスタートさせた新人は、今や実力派女優にまで進化した。先月公開された「一粒の麦 荻野吟子の生涯」では、日本初の女医役で26年ぶりに映画主演。女性の一生を演じるのは「はっさい-」以来で、“原点回帰”した若村が朝ドラへの思いを語った。

 クランクアップの瞬間は今でも覚えています。夫役の渡辺徹さんや教え子役の皆さんが一緒にいるときに音楽が流れ、花束をもらってそのまま胴上げをしていただきました。

 解放感とやり遂げた思いで、本当に天に昇るような気持ちでしたね。

 朝ドラでは、役として生き抜くということを教えていただきました。撮影期間中はヒロインの早乙女翠のこと以外は考えていなかったので、そういう濃厚な9カ月を過ごし、役者人生が始まりました。今もこうやってお仕事を続けさせていただいているのは、「はっさい先生」のおかげです。

 その思い入れが深い朝ドラに、2012年の「純と愛」で25年ぶりに出演しました。前回と同じ大阪制作で、私を育ててくださったスタートの地ですから、すごくうれしかった。

 私は夏菜ちゃん演じるヒロインに「あなたゴキブリね」と言わなきゃいけない姑役でした。ヒロインを演じたときは「国民の皆さんに愛されるように」と言われ、すごくプレッシャーを感じていたのですが、今度はいじめる役。視聴者の方々に「この人憎らしい」って言われるようにやろうという覚悟で臨みました。

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