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ラグビーW杯で来日のイングランドファン、命救った勇敢なトライ

ラグビーW杯で来日のイングランドファン、命救った勇敢なトライ

26日のラグビーW杯準決勝ニュージーランド戦で、スタンドのイングランドファンは大声援を送った =横浜市、日産スタジアム (ロイター)

26日のラグビーW杯準決勝ニュージーランド戦で、スタンドのイングランドファンは大声援を送った =横浜市、日産スタジアム (ロイター)【拡大】

 史上最強クラスの台風19号が上陸した今月12日、開催中のラグビーW杯の応援で来日中だったイングランドのファン5人が、横浜市内の河川で溺れていた日本人男性を救助していたと、英ロンドンのタウン紙「ヒリンドン・タイムズ」電子版が27日までに報じた。W杯で同国は3連覇を狙う強豪ニュージーランドを撃破して3大会ぶりに決勝進出。世界一奪還を狙う中、ファンが“大金星”を挙げた格好だ。

 「義を見て為さざるは、勇無きなり」。孔子の論語に出てくるこの言葉は世界共通のようだ。

 25日付のヒリンドン・タイムズ電子版によると、救助劇を繰り広げたのはイアン・ミルズ氏ら5人。12日に予定されていた1次リーグC組のイングランド-フランス(日産スタジアム)を観戦するために来日した。

 しかし折あしく、列島に甚大な被害をもたらした台風19号の接近で試合は中止。失意の5人は同日午後、「台風の様子を見に行こう」と横浜市内の宿泊先から外出した。

 しかし、すぐに異変に遭遇。川沿いの柵から女性が身を乗り出し、男性の手をつかもうとしているのが見えた。「男の人は川から脱出できず、危険な状況で、頭しか見えていなかった」(ミルズ氏)。とっさに決断し、3人が救助に、2人が助けを呼びに動いた。

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  • イングランドから来日中のディッキー・マクネスさん(左から2人目)は、イングランドのラグビーW杯決勝進出に大喜び。妻と日の丸の鉢巻きも締めて応援した=26日夜、東京・渋谷