2019.10.16 22:59

テレ朝、報道番組でやらせ ディレクターが俳優養成教室講師、生徒が登場

テレ朝、報道番組でやらせ ディレクターが俳優養成教室講師、生徒が登場

会見で頭を下げるテレビ朝日の長田明広報局長(左)と篠塚浩常務=東京・港区のテレビ朝日(撮影・福島範和)

会見で頭を下げるテレビ朝日の長田明広報局長(左)と篠塚浩常務=東京・港区のテレビ朝日(撮影・福島範和)【拡大】

 テレビ朝日は16日夜、記者会見を開き、平日夕の報道番組「スーパーJチャンネル」が業務用スーパーを取り上げた企画に登場した買い物客が番組スタッフの知人で、スタッフが事前に取材日程を教えるやらせがあったと発表した。

 テレ朝によると、やらせがあったのは3月15日の放送回。業務用スーパーを業者ではなく個人で利用する客の人間模様を描く企画。登場した4人の客と客の知り合い1人が、実際には番組スタッフである男性ディレクター(49)の知人だった。ディレクターは事前に取材日程を教え、店では初対面を装っていた。

 ディレクターは俳優養成教室の講師もしており、5人のうち4人は教室の生徒だった。謝礼は支払っていないという。

 やらせは匿名の情報提供で発覚。テレ朝の調査にディレクターは「番組制作に自信を失っていた」と話しているという。

 テレ朝は、早河洋会長と番組放送当時の社長角南源五取締役の役員報酬1カ月分の10%を返上、報道局長を10日間の停職処分にするなどとした。

  • 会見に臨むテレビ朝日の長田明広報局長(左)と篠塚浩常務=東京・港区のテレビ朝日(撮影・福島範和)