2019.10.16 05:00

朴ろ美「アニメファンの方にもすごく見てほしい」 小劇場で最新舞台「さけび」

朴ろ美「アニメファンの方にもすごく見てほしい」 小劇場で最新舞台「さけび」

主宰する演劇カンパニー、LAY STORYの最新舞台「さけび」をPRした声優で女優の朴ろ(=王へんに路)美=東京・新宿区

主宰する演劇カンパニー、LAY STORYの最新舞台「さけび」をPRした声優で女優の朴ろ(=王へんに路)美=東京・新宿区【拡大】

 声優で女優、朴●(=王へんに路)美(47)が主宰する演劇カンパニー、LAY STORYの最新舞台「さけび」が、あす17日に東京・新宿のサンモールスタジオで開幕する。

 朴はアニメ「鋼の金呪術師」のエドワード・エルリック役や「NANA」の大崎ナナ役などで知られ、人気声優でありながら舞台女優としても活躍。主にストレートプレイや朗読劇に出演しているが、今年は9月まで上演された「レ・ミゼラブル」でミュージカルに初挑戦。主要キャストのマダム・テナルディエを演じて話題になった。

 昨年に立ち上げた同カンパニーは、一貫して小劇場公演を実施。「大劇場で大がかりなことをするのも楽しいけど、小さな空間は役者自身が追い込まれる。お客さんも緊張感がある。きっちり肉声が届く距離でお客さんとの一体感を作りたい。小劇場でやるのはお金がないからと見られがちですが、それを一新したいと思います」とプロデュース公演の意義を明かす。

 今回上演される「さけび」はテネシー・ウィリアムズが10年間も改稿を繰り返した告白的私戯曲を題材に、朴と俳優、山路和弘との2人芝居。忌まわしい過去を抱え、劇団を率る座付き作家兼俳優の兄と看板女優の妹を描く。福岡の辛子明太子メーカー・ふくやの創業者を描き、ドラマと舞台化された「めんたいぴりり」を手掛けた脚本家、東憲司氏が演出する。

 舞台化はあまりされていないという知られざる名作で、「絶版になった本をAmazonでみつけたんです。私自身も(明確なことが)わからない物語ですが、だからこそやりがいがある。自分色に染められる作品で、いろいろな人のそれぞれの解釈にゆだねたいです」と力を込めた。

 声優と舞台女優の二刀流は相乗効果がある。「声のお仕事をやらばければ、舞台のせりふに対してもっと無作為だったかもしれない。声の仕事だけでも感覚がおかしくなるし、舞台だけでも感覚がおかしくなるし、私にとっては両方とも必要なもの。アニメファンの方にもすごく見てほしいなと思っています」。自身にとって、大作ミュージカル“レミゼ”を約5カ月にわたって演じてからの初めての公演。ホームの小劇場に戻り、エネルギーを爆発させる。公演は27日まで。