2019.9.16 05:02

英国で“トイレッ盗”…美術展で展示中に18金製便器が

英国で“トイレッ盗”…美術展で展示中に18金製便器が

米ニューヨークの美術館に展示された18金製の便器。今月から英ブレナム宮殿で展示されていた=2016年9月(AP=共同)

米ニューヨークの美術館に展示された18金製の便器。今月から英ブレナム宮殿で展示されていた=2016年9月(AP=共同)【拡大】

 英オックスフォード近郊にある世界遺産、ブレナム宮殿で開催中の美術展で、展示されていた「黄金のトイレ」が何者かによって盗まれたことが14日(日本時間15日)、分かった。18金の便器で米CNNは時価約600万ドル(約6億5000万円)相当と報じた。

 地元警察によると、事件発生は午前5時前。犯人は集団で少なくとも2台の車を使用したとみられ、この件に関連し66歳の男を拘束している。

 便器はイタリア人彫刻家が米国の格差社会を風刺して制作した作品で、題名は「アメリカ」。12日に始まった美術展のために貸し出されていた。

 同宮殿はチャーチル元首相の生家としても知られ、便器は同氏が生まれた部屋の隣に展示。配管につながれ「実際に使える」ことが“売り”。1人3分間で使用予約も受け付けていた。盗難のため周辺は水浸しとなり「深刻な被害」が生じているという。

 展示前には主催者が英メディアに、「盗む方だって最後に誰が使い、その人が何を食べていたかも分からない。盗難予防は考えてない」と笑い飛ばしていた。不用意な発言が事件を呼び込んだ可能性もある。