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紀州のドン・ファン、遺言書に「全財産寄付」 和歌山・田辺市へ総額13億円超

紀州のドン・ファン、遺言書に「全財産寄付」 和歌山・田辺市へ総額13億円超

野崎幸助さん

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 「紀州のドン・ファン」と呼ばれ、昨年5月に急死した和歌山県田辺市の酒類販売会社元社長、野崎幸助さん=当時(77)=が全財産を田辺市に寄付するとした遺言書が見つかり、同市が13日、受け取る方針を明らかにした。遺産総額は現時点で約13億2000万円。野崎さんの妻に遺産を受け取る権利があるため、市は今後、分割協議をする。財産と死を巡る疑惑が渦巻く中、具体額はいくらになるか。

 田辺市によると、昨年8月9日、和歌山家裁田辺支部から野崎さんの遺言書が存在しているので有効かどうかの手続きを開始する、との通知が来た。遺言書は保管していた野崎さんの知人が同支部に持ち込んだ。「全財産を田辺市にキフする」(原文ママ)と書かれており、日付は平成25(2013)年2月8日。

 昨年9月12日、同市や妻の代理人らが立ち会い遺言書が必要な形式を満たしているか確認。裁判所から相続財産管理人として選任された弁護士の調査を終え、今年7月に財産の全容が判明した。

 内訳はプラスが預貯金約3億490万円、株式などの有価証券約9億7500万円、貸付債権約1億8200万円など。対してマイナスは過払い金返還債務が約1億4160万円で、差し引き約13億2000万円。

 このほか土地42筆、建物36棟、車8台、絵画3点、壺1点。市は「これらはどの程度の価値があるのか分からない。車にはベンツが1台含まれるが、7台は社用車として使っていて古い」とし遺産額には含めていない。

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