2019.9.14 00:34

北朝鮮ハッカー集団「ラザルス」などに制裁 米財務省、圧力堅持

北朝鮮ハッカー集団「ラザルス」などに制裁 米財務省、圧力堅持

 米財務省は13日、北朝鮮当局によるサイバー攻撃に関与したとして北朝鮮傘下の「ラザルス」など三つのハッカー集団を独自の制裁対象に指定した。

 財務省高官は声明で「北朝鮮のハッカー集団はサイバー攻撃を通じて不正な兵器・ミサイル開発計画を支えている」と非難した。米国と北朝鮮は9月下旬にも非核化を巡る実務協議を再開する可能性が出ているが、米国には制裁圧力を弱めない姿勢を強調する狙いがありそうだ。

 他に指定されたのは、いずれもラザルスの系列組織とされる「ブルーノロフ」と「アンダリエル」。ブルーノロフは北朝鮮当局が特に核・ミサイル計画推進のための収入をもたらす目的で外国の金融機関などを攻撃。アンダリエルは外国の政府機関や軍需産業を標的にし、情報を盗み出したり混乱を生じさせたりしてきた。

 ラザルスは2014年には、北朝鮮指導者暗殺計画を描いたコメディー映画を製作したソニーの米子会社への攻撃に関与したとされたほか、世界中の企業や公的機関を標的にサイバー攻撃を続けているとみられている。