2019.9.13 17:32

サンマ不漁、昨年比17% 今後も見通し厳しく

サンマ不漁、昨年比17% 今後も見通し厳しく

 漁業情報サービスセンター(東京)は13日、8月1日から始まった北海道東方沖のサンマ棒受け網漁の水揚げ量は、10日時点で計約2000トンと、昨年同時期の約17%にとどまると明らかにした。漁場が遠い上に魚群も薄く、今後の見通しも厳しい。

 同センターによると、2018年のこの時期の水揚げ量は約1万2000トンで、今年はほぼ半世紀ぶりの低水準だった17年の約9300トンも大きく下回っている。魚体が小さく、9月上旬は100~120グラムが中心で、昨年同時期よりも20グラムほど軽い。

 例年は大型船が漁を始める8月下旬ごろから1000トン以上の水揚げをする日も増えるが、今年は1000トンを超えた日がない。サンマは例年8月以降に日本近海に来遊するが、今年は日本から1000キロ以上離れた公海にとどまっているため、船が漁場に出るのに時間がかかり、操業効率が悪くなっている。

 水産研究・教育機構東北区水産研究所資源管理部(青森県八戸市)は今後も日本の沿岸に例年ほどは近づかないまま南下すると予想している。