2019.9.13 12:17

みやま市長が差別表現引用「無頼漢の子孫は病人」

みやま市長が差別表現引用「無頼漢の子孫は病人」

 福岡県みやま市の松嶋盛人市長が、無頼漢の子孫は精神や肉体を病む者、犯罪者が多いとする調査報告を引用した文書を作成し、職員研修で配布していたことが13日、分かった。12日の市議会一般質問で、市議が「差別と偏見に基づく表現だ」と批判した。

 松嶋市長は13日、記者会見し「人権上配慮に欠けた文書を配布したことを深くおわび申し上げます」と謝罪。県内の中学・高校で教頭を務めていた2016年にも、夏休みの教職員研修で同様の内容の資料を配ったと説明し「子どもたち、家族を大事にしてもらいたいとして作ったが不適切だった」と釈明した。

 文書は「人間の『徳』について」と題し、8月26日に開かれた管理職向けの研修で配布。140年以上前の米国の家系調査報告を取り上げた月刊誌を引用し、1720年生まれの「怠惰な無頼漢」の家系は、6代にわたり「約1200人が精神や肉体を病む者や犯罪者」などと記した。