2019.9.12 17:17

「スーパー玉出」労災隠し容疑で書類送検

「スーパー玉出」労災隠し容疑で書類送検

 黄色い派手な看板や激安ぶりで知られる大阪市の「スーパー玉出」で、従業員が包丁で腕を切ったり足の骨を折ったりして大けがを負ったのに労働基準監督署に報告しなかったとして、大阪労働局は12日、労働安全衛生法違反の疑いで、当時店舗を運営していたサンフラワー・タマデなど2社と、親会社で労務担当だった40代の男性人事部長ら2人を書類送検した。

 送検容疑は、大阪市内の店舗で2017年4月、魚をさばいていた男性従業員が左腕を切って数カ月仕事を休んだほか、18年6月には市内の別の店舗で品物を運んでいた女性従業員が大腿骨を折って3カ月入院したのに、いずれも労基署に報告しなかった疑い。

 労働局によると、玉出側は従業員に「労災にせず、病院では健康保険証を使うように」と指示。従業員が労基署に通報して発覚した。

 2店舗はその後、事業譲渡され、現在はいずれも別の会社が運営。事故当時の親会社は「担当者が出払っており対応できない」としている。