2019.9.12 11:00

栗山圭介氏「ヒールをぬいでラーメンを」ドラマ化も

栗山圭介氏「ヒールをぬいでラーメンを」ドラマ化も

元OLの痛快復活劇を描いた小説「ヒールをぬいでラーメンを」の著書、栗山圭介氏

元OLの痛快復活劇を描いた小説「ヒールをぬいでラーメンを」の著書、栗山圭介氏【拡大】

 デビュー作「居酒屋ふじ」がドラマ化され、話題となった栗山圭介氏の最新小説「ヒールをぬいでラーメンを」(角川春樹事務所、1728円)が話題を呼んでいる。

 同作は34歳の元OLの痛快復活劇で、主人公はIT企業の社長を創業当時から公私ともに支えてきた門阪有希。仕事も恋愛も充実した日々を送っていたが、会社の合併と上場を目前にして、突然のクビ宣告を受ける。茫然(ぼうぜん)自失となる中、自分を捨てて、アイドルから転身した女優と結婚した元彼の社長を見返すため、ラーメン店開業を目指して修行を始める有希の奮闘を描く。

 プライドを取り戻すべく、ラーメンに誇りと人生をかけ、元彼へのリベンジに燃える元OLを痛快に描いた作品は、女性はもちろん、人生の岐路に立つ人々に勇気を与える。

 1962年生まれの作者、栗山氏は国士舘大体育学部を卒業後、広告制作、イベントプロデュース、フリーマガジン発行などを手がけてきた。マルチな才能と豊富な経験を生かし、2015年に数多くの芸能人が来店する伝説の居酒屋の主人をモデルにした初小説「居酒屋ふじ」を出版。

 たちまち多くの話題を呼び、同作は2017年7月に永山絢斗、大森南朋を主演にテレビ東京系でドラマ化された。

 今作は、ラーメン作りを通してさまざまな人たちと出会い、生きることの真意を自身に問いかけるようになる女性を描いたが、栗山氏は「主人公が現実に打ちのめされながら少しずつ逞しく成長していく姿をラーメンというモチーフを通して読んでいただければうれしいです」と語る。

 「きょうよりも成長できる明日へ、誰の中にも、小さな希望を込めた、大人の女性たちへの応援歌的な、苦み混じりの青春小説です」と秘めた思いをアピールした。

 「居酒屋ふじ」に続き、「ヒールをぬいでラーメンを」も、ドラマ化される予感大だ。

  • 栗山圭介氏の著書「ヒールをぬいでラーメンを」の書影