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【朝ドラのころ】貫地谷しほり(2)一日中、泣くシーン…つらくて本当に泣いちゃった

【朝ドラのころ】

貫地谷しほり(2)一日中、泣くシーン…つらくて本当に泣いちゃった

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朝ドラのころ
「ちりとてちん」のクランクインで笑顔を見せる貫地谷。制服姿が初々しい=2007年6月

「ちりとてちん」のクランクインで笑顔を見せる貫地谷。制服姿が初々しい=2007年6月【拡大】

 「なつぞら」では、ヒロイン役の(広瀬)すずちゃんと共演中ですが、すずちゃんの集中力がすごいんです。その姿をみて、私も「ちりとてちん」のヒロインを務めていた20~21歳のときの方が、今よりも『しっかりしなきゃ』という思いが強かった気がします。

 当時は番宣でバラエティーに出たときも、役だけをみてほしくて、素の自分が透けないように、あまりはしゃがないようにしていました。今となっては何事も楽しんだ者勝ちだと思うので、当時はかたくなでしたね。

 撮影は大阪放送局で行いました。約10カ月、大阪で暮らして、現場には自転車で通いました。月~金曜は撮影で、土日は朝ドラのイベントや別の仕事で東京に戻ったりと、休みはそんなになかったですね。撮影中、つらかったことはあったと思うんですが、トピックとして出てこなくて…。

 つらくなると、漫画が好きなので、近所のTSUTAYAでコミックを買って読んでいましたが、現場のスタッフさんには『歴代ヒロインの中でもタフだね』といわれていました。確かに体調も1回、風邪っぽくなっただけでしたね。時間はみんなに平等に流れているという意識が強くて、ただ一生懸命やっているうちに一日が終わる…。その繰り返しでした。

 印象的な撮影ですが、お父ちゃん(松重豊)に殴られるシーンでした。第12話で高校生の喜代美(貫地谷)が、大阪行きを反対されたお母ちゃん(和久井映見)に「お母ちゃんみたいになりたくないの」と反抗するんですね。そこでお父ちゃんに「お母ちゃんになんちゅうこと言うんや!」とビンタされるんです。

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