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【朝ドラのころ】貫地谷しほり(1)3回目の挑戦で「朝ドラ」という名の高座に上がる

【朝ドラのころ】

貫地谷しほり(1)3回目の挑戦で「朝ドラ」という名の高座に上がる

特集:
朝ドラのころ
朝ドラの会見に出席した前列左から京本政樹、江波杏子、貫地谷、和久井映見、松重豊、後列左から原沙知絵、橋本淳、渡辺正行=2007年7月

朝ドラの会見に出席した前列左から京本政樹、江波杏子、貫地谷、和久井映見、松重豊、後列左から原沙知絵、橋本淳、渡辺正行=2007年7月【拡大】

 当時、台本に書かれた喜代美について感じたのは、オーディションに落ちまくっていた頃の私と似ているということ。私のほうが少し楽天家ですが、選ばれたのは喜代美と共通点があったからもしれません。私の家族はヒロイン決定を知って、喜ぶどころかお祭り騒ぎで、テレビを買い換えちゃいました。

 今回、「なつぞら」の番宣で初ヒロインの思い出を話したのですが、なかなかうまく話せなくて。私にとって「ちりとてちん」は、未熟で、つたない自分がいて、ただ、そこには一生懸命やった時間だけが流れていたという…。いまだにいろんな思いがこみ上げてくるし、客観視できない作品です。 (8日付につづく)

「ちりとてちん」

 心配性で何事もつい悪いほうに考えてしまう福井・小浜に暮らす主人公の喜代美(貫地谷)は高校卒業後、自分を変えるため大阪へ。そこで出会った上方落語にひかれ、家族の反対を押し切って落語家・徒然亭草若(渡瀬恒彦)に弟子入りする。楽天的でおおざっぱな母の糸子(和久井映見)ら個性的な周囲の人々に影響を受けながら成長する青春コメディー。脚本は大河ドラマ「平清盛」などで知られる藤本有紀氏(51)、音楽は佐橋俊彦氏(59)、テーマ曲のピアノ演奏は松下奈緒(34)が担当。語りは上沼恵美子(64)が務めた。

貫地谷しほり(かんじや・しほり)

 1985年(昭和60)12月12日、33歳。東京都生まれ。2002年の映画「修羅の群れ」で女優デビューし、04年の映画「スウィングガールズ」で注目を浴びる。07年にNHK大河ドラマ「風林火山」に出演し、同年~08年の同局「ちりとてちん」でヒロインを務める。13年公開の「くちづけ」で第56回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。現在は同局「プロフェッショナル 仕事の流儀」でナレーションを担当。9月20日公開の「アイネクライネナハトムジーク」に出演。156センチ。

  • 「ちりとてちん」で上方落語に初挑戦した貫地谷は、独特の言い回しや所作など特訓の成果を披露
  • 「なつぞら」では広瀬(右)演じるヒロインの先輩アニメーター役を好演