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【ヒューマン】“防災のカリスマ”蝶野正洋、プロレス界の頂点に君臨したヒールが日本のヒーローに

【ヒューマン】

“防災のカリスマ”蝶野正洋、プロレス界の頂点に君臨したヒールが日本のヒーローに

  • 啓発イベント出席の際に贈られた自身の名前入り法被を着て、ノリノリでポージングする蝶野=東京・銀座
  • 新日本プロレス橋本真也(左)と蝶野正洋(右)
  • 三沢光晴
  • 蝶野正洋が企画・発案した「防災減災119」の書影
  • 啓発イベント出席の際に贈られた自身の名前入り法被を着て、ノリノリでポージングする蝶野=東京・銀座
  • 啓発イベント出席の際に贈られた自身の名前入り法被を着て、ノリノリでポージングする蝶野=東京・銀座
  • 啓発イベント出席の際に贈られた自身の名前入り法被を着て、ノリノリでポージングする蝶野=東京・銀座
  • 災害時に命を守る術を学べる書籍「防災減災119」を刊行した蝶野=東京・銀座
  • 災害時に命を守る術を学べる書籍「防災減災119」を刊行した蝶野=東京・銀座
  • 災害時に命を守る術を学べる書籍「防災減災119」を刊行した蝶野=東京・銀座
  • 災害時に命を守る術を学べる書籍「防災減災119」を刊行した蝶野=東京・銀座
  • 災害時に命を守る術を学べる書籍「防災減災119」を刊行した蝶野=東京・銀座
  • 災害時に命を守る術を学べる書籍「防災減災119」を刊行した蝶野=東京・銀座
  • 災害時に命を守る術を学べる書籍「防災減災119」を刊行した蝶野=東京・銀座
  • 災害時に命を守る術を学べる書籍「防災減災119」を刊行した蝶野=東京・銀座
  • 災害時に命を守る術を学べる書籍「防災減災119」を刊行した蝶野=東京・銀座

 「黒のカリスマ」と呼ばれ、悪役レスラーとしてプロレス界の頂点に君臨した蝶野正洋(55)が、戦いの場をリングから社会貢献へと移して奮闘している。日本消防協会「消防応援団」などの肩書で地域防災や救急救命の普及啓発活動を行い、自身が企画・発案した災害時に命を守る術を学べる書籍「防災減災119」を刊行。「ガッデム!」と荒々しく叫んでいたリング時代と“真逆の道”に進んだ秘話や啓発運動の信念を“防災のカリスマ”が語り尽くした。(ペン・渡邉尚伸、カメラ・戸加里真司)

 日本消防協会「消防応援団」、日本AED財団「AED大使」、ニューワールドアワーズスポーツ救命協会代表理事…。

 出来上がったばかりの本に書かれた自身の肩書を見つめ、「ボランティアで受けていたら、いつのまにかこうなっていたよ」と豪快に笑う。

 1984年、20歳で新日本プロレスに入門。88年に武藤敬司(56)、橋本真也さん(享年40)と「闘魂三銃士」を結成して人気レスラーに。94年にヒール(悪役)に転向し、新日主催の大会「G1 CLIMAX」で史上最多となる5度の王座に輝くなどプロレス界を牽引してきた。2017年4月以降はレスラーを休業しているが、蝶野の“戦い”は静かに続いていた。

 「救急救命や地域防災の普及活動をするきっかけになったのは、10年に受けたAEDの救命救急講習。そのとき、橋本選手と三沢光晴選手のことが頭に浮かびました」としみじみ語る。

 橋本さんは05年、脳幹出血のため救急搬送されたが、40歳の若さで他界。三沢さんは09年、試合中に受けたバックドロップで頭部を強打し、46歳で亡くなった。

 「2人とも40代で若くして亡くなったのがショックでね。まだやりたいことや目標もあって、道半ばで亡くなった2人を見て、ものすごく落ち込んでしまった」

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