2019.8.27 18:29

新「アップルウオッチ」にJDI有機ELが初採用 高精細が特長、スマホ向けの開発も急ぐ

新「アップルウオッチ」にJDI有機ELが初採用 高精細が特長、スマホ向けの開発も急ぐ

米アップルの腕時計型端末「アップルウオッチ」の従来モデル

米アップルの腕時計型端末「アップルウオッチ」の従来モデル【拡大】

 経営再建中の中小型パネル大手、ジャパンディスプレイ(JDI)が、米アップルが今秋にも発売する腕時計型端末「アップルウオッチ」の新製品向けに有機ELパネルを供給することが27日、分かった。JDIの有機ELパネルが採用される初の製品となり、同社は量産化を業績回復の足がかりにしたい考えだ。

 JDIは主力のスマートフォン向け液晶パネルが海外メーカーとの価格競争で低迷し、経営悪化を招いた。

 スマホ向けの有機ELパネルの供給では韓国サムスン電子が先行し、中国勢が猛追している。中国メディアによると、アップルが「iPhone(アイフォーン)」に中国製を採用することを検討しているという。

 ただ、中国メーカーなどは安定した品質で量産できないといった課題を抱える。JDIの有機ELパネルは高精細な画質が特長で、同社はまずアップルウオッチの小型パネルを手掛け、より多くの受注が見込めるスマホ向けの開発を急ぐ。

 JDIは2019年4~6月期連結決算で772億円の債務超過に陥った。中国・香港のファンドによる資金支援などで、12月末までに債務超過を解消する計画を示している。