2019.8.15 08:47

米、中国武装警察に「深い懸念」 香港自治の尊重要求

米、中国武装警察に「深い懸念」 香港自治の尊重要求

 米国務省の報道担当者は14日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を巡るデモが続く香港情勢について声明を出し、香港との境界沿いに中国の武装警察が展開しているという報道に関し「深い懸念」を表明した。香港の高度の自治を尊重するよう要求し、中国政府の介入をけん制した。

 声明は全ての当事者に暴力を控えるよう呼び掛けると同時に「表現の自由や平和な集会の自由を引き続き強く支持している」と強調し、デモ隊に理解を示した。

 米国は1997年の中国返還後も高度の自治が香港に約束された「一国二制度」に基づき、通商面などで香港を中国本土から切り離して優遇してきたが「自治が損なわれ続ければ、香港の特別な地位が危うくなるだろう」と警告した。

 米下院外交委員会も超党派の声明を発表。89年に中国当局が北京で民主化運動を武力弾圧した天安門事件に触れ「中国が再び平和なデモ参加者を残忍に鎮圧するのではないかと懸念している」とした上で「自由、法の支配を求める香港市民の勇気ある行動に敬意を表する」とデモ隊への支持を表明した。(共同)