2019.8.11 19:05

三遊亭円楽が高座復帰「病み上がりなので無理させないで」

三遊亭円楽が高座復帰「病み上がりなので無理させないで」

「国立演芸場8月中席」の初日を終え、報道陣の取材に応じた三遊亭円楽=東京・隼

「国立演芸場8月中席」の初日を終え、報道陣の取材に応じた三遊亭円楽=東京・隼【拡大】

 脳腫瘍のため先月18日から東京都内の病院に入院している落語家、三遊亭円楽(69)が11日、東京・隼町の国立演芸場で開幕した「8月中席」(20日まで)で高座復帰。マクラを含め40分にわたり、熱演した。

 約1カ月ぶりの高座にゆったりとした足取りで現れた円楽は観客の「待ってました!!」「お帰りなさい」に「大変にご心配をお掛けしました」と通る声で返答。「たっぷり!!」の声には「病み上がりなので無理させないでください」と笑み。

 続けて「2カ月ほど前から頭がモヤモヤしまして、噺をしていても行ったり来たり、やってる筋が変わってしまっておかしいと思って医者に行きました」と説明。「MRIをかけたら脳腫瘍だった。のうしゅよう(どうしよう)と思いました」とダジャレで沸かせた。

 同所の「8月中席」といえば、昨年7月2日に亡くなった桂歌丸さん(享年81)が長年、トリを務めた興行だけに「ここを目標にしてきた」とキッパリ。

 「体力も落ちて、声帯もやせたので、声ががらついてますが、リハビリと思ってやらせてください」といい、昨年10月、初期の肺がんの手術後の復帰高座と同じ演目「浜野矩随」で観客を引き込んだ。

 終演後には報道陣の取材に約9分、立ったまま対応。この日、病院から外出許可を取って出演したといい、「歌丸師匠が最後の高座をしたところだったけど、俺は戻ってきた。自分の本業ができるのは一番。10日間、なんとかできそう」と手応えを口にした。