2019.8.7 18:27

ながらスマホ事故で実刑 運転中に漫画、女性死亡

ながらスマホ事故で実刑 運転中に漫画、女性死亡

 新潟県南魚沼市の関越自動車道で昨年9月、スマートフォンで漫画を読みながらワゴン車を運転し、バイクの女性をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われた下山公堂被告(51)に、新潟地裁長岡支部は7日、懲役3年(求刑懲役4年)の実刑判決を言い渡した。

 判決理由で岩田康平裁判官は「直前までバイクに気づかなかったのは、相当前からスマホを見ていたからだと考えられる」と指摘。単なる衝突事故とは一線を画して特に危険で悪質だと強調し、「漫画を読む行為を自ら選択したことは非難に値する」と述べた。

 判決によると、下山被告は昨年9月10日夜、関越道の下り線を時速約100キロで運転しながらスマホで漫画を読み、同県魚沼市の会社員井口百合子さん=当時(39)=のバイクに追突して即死させた。

 夫の貴之さん(47)は閉廷後、同法の危険運転致死罪で起訴されなかったことについて「悪質な運転でも、単なる脇見運転と同じ過失致死罪が適用されたのは理解しにくい」と語った。