2019.8.3 13:31

ロザリーが巨漢?上方落語家らが熱演する爆笑ベルサイユのばら/芸能ショナイ業務話

ロザリーが巨漢?上方落語家らが熱演する爆笑ベルサイユのばら/芸能ショナイ業務話

特集:
芸能ショナイ業務話

 上方落語家らを中心とする宝塚愛好家が宝塚の作品を演じる「花詩歌タカラヅカ」が、7月28日に横浜にぎわい座で公演を行った。本拠地の大阪・天満天神繁昌亭を飛び出し、2年連続2度目の関東での公演。今回は宝塚の不朽の名作「ベルサイユのばら」に挑んだ。

 「清く、正しく、美しく」ならぬ「清く、正しく、面白く」のスローガンで、男女関係なく宝塚が好きすぎる芸人が男役や娘役に扮し、桂あやめと林家染雀がアンドレとオスカルの今宵一夜、客演の立川らく次がオスカルのバスティーユへの出撃などを再現。巨漢の桂三金は断頭台へ向かう前のマリーアントワネットにスープを差し入れるロザリーになり、彼女が食べるのを拒否したスープを完食すると場内爆笑。前回の「エリザベート」ですごみが効いたゾフィーを熱演した笑福亭生喬はビジュアルからして爆笑マリーアントワネットになったが、圧巻の歌唱力はミュージカル俳優級だ。毎回“娘役トップ”級の笑福亭生寿は、小公女やアンドレになり縦横無尽に活躍した。

 照明が当たっていなかったり、感動の名場面もすべて笑いになるのはご愛敬で、これが花詩歌タカラヅカマジック。公演の最後に歌う“団歌”「We Love The TAKARAZUKA」にある「観ているだけでは もう我慢できない」の歌詞の通りに宝塚への深い愛情も伝わり、笑い疲れが心地いい。(R)