2019.7.28 05:02

京アニ放火、死者35人に 押収物に同社アニメ作品

京アニ放火、死者35人に 押収物に同社アニメ作品

「京都アニメーション」第1スタジオに向かって手を合わせる女性ら=27日午前、京都市伏見区

「京都アニメーション」第1スタジオに向かって手を合わせる女性ら=27日午前、京都市伏見区【拡大】

 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件で、京都府警は27日、全身やけどで入院中だった20代の社員とみられる男性1人が新たに死亡したと発表。事件の死者は計35人になった。

 一方、京都府警が、さいたま市にある青葉真司容疑者(41)の自宅アパートから、同社が制作したアニメ作品を押収したことも判明。青葉容疑者と京都アニメの接点が判明したのは初めて。一方的に恨みを抱いた疑いがあり、府警は動機解明へ向けて詳しく調べる。

 また、同社HPに昨年秋頃、同一のIPアドレスから殺害予告が相次いでいたことも明らかに。送信者の特定を困難にする匿名化ソフト「Tor(トーア)」が使われていたという。府警は同じ人物が送信したとみて、放火殺人事件との関連を調べている。

 捜査関係者などによると、昨年9~11月頃、京都アニメーションに所属する特定の個人に対する殺害予告や、「新作アニメの制作を中止しろ」「関東圏であるコンサートを中止しろ」などの脅迫が多数あった。

 当時、会社側は被害届を提出。府警は威力業務妨害容疑で捜査したが、容疑者は特定できておらず、殺害予告や脅迫は今年に入ってなくなっていたという。