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【朝ドラのころ】山口智子(4)運命を感じた情熱のフラメンコ

【朝ドラのころ】

山口智子(4)運命を感じた情熱のフラメンコ

特集:
朝ドラのころ
伝説のダンサーだった亜矢美が踊る場面。山口は得意のフラメンコを生かし、情熱的に表現した

伝説のダンサーだった亜矢美が踊る場面。山口は得意のフラメンコを生かし、情熱的に表現した【拡大】

 フラメンコはここ3年くらいでまた本格的に始めました。自宅でも踊るし、スペインの踊り手の方が来日しているときに習いに行っています。

 「なつぞら」で、踊り子だった亜矢美役をいただいたのは、運命を感じましたね。フラメンコは辛さ、苦しみ、悲しみも表現し、人生を力強く生きていく力を生み出す踊りでもあるので、この物語にぴったりだと思います。踊りの場面には、フラメンコをしのばせているんです。フラメンコ仲間は「タップを踊っていたとき、あれはフラメンコの踊りだったね」と気がついてくれました。

 亜矢美は華やかなスターだった歴史を持つ女性で、今いるステージがおでん店のカウンターという意識なんですね。毎日、色とりどりの衣装を着て、ヘアスタイルも変えます。イメージは高峰秀子さんが主演した日本初の総天然色映画「カルメン故郷に帰る」(1951年)の主人公。この時代の女性のおしゃれって、戦争など大変なことをはね返そうとするエネルギーを表している気がします。広瀬すずちゃん演じるなつには「おしゃれは意地で貫き通すの。どんどん攻めていきなさい」という思いで、いろいろな服を着させて。自分の夢を彼女の夢にどこかだぶらせながら、おしゃれをさせています。

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  • 劇中で、すず(左)演じるなつの服を選ぶ山口。高校球児を応援するヒロインからヒロインを応援する女性になった