2019.7.25 17:56

草津宿本陣に新選組忘れ物のきせる入れ、土方歳三ら宿泊

草津宿本陣に新選組忘れ物のきせる入れ、土方歳三ら宿泊

新選組幹部のものとみられるきせる入れ=滋賀県草津市

新選組幹部のものとみられるきせる入れ=滋賀県草津市【拡大】

 江戸時代に宿場町として栄えた滋賀県草津市の草津宿本陣に、幕末の1865年に新選組が宿泊した際に置き忘れたきせる入れが残されていることが分かり、25日、市立草津宿街道交流館が発表した。

 新選組は江戸で隊士を募集し、新しい隊士を引き連れ京都に戻る途中で、土方歳三ら幹部4人を含む計32人が宿泊していた。身分の高い人が泊まる「壱番間」にあったことから土方本人のものだった可能性もあるという。市が昨年6月からの資料調査で、本陣の土蔵内にあったたんすに保管されているのを発見した。

 紙札が付けられており「新選組様 五月九日御泊 壱番間ニ御失念物」と記されていた。これまで、本陣の大福帳の記録で「新選組 土方歳三様 斎藤一様 伊藤(東)甲子太郎様 藤堂平助様」ら計32人が利用し、新選組は1人当たり250文を払うとともに、ろうそくを本陣側に心付けとして渡していたことが分かっていたが、今回、宿泊も確認された。

 その他にも本陣利用者が忘れた携帯用の筆記用具「矢立」や、脚半など計18点が見つかり、8月1~18日に草津宿街道交流館で展示される。

  • 草津宿本陣(草津宿街道交流館提供)