2019.7.20 11:11

青葉容疑者、数日前から現場下見か 京アニ放火事件

青葉容疑者、数日前から現場下見か 京アニ放火事件

火災が起こったアニメスタジオで行われる現場検証=20日午前、京都市伏見区(撮影・永田直也)

火災が起こったアニメスタジオで行われる現場検証=20日午前、京都市伏見区(撮影・永田直也)【拡大】

 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで34人が死亡した放火事件で、18日の火災発生の数日前から現場の1キロ圏内で、青葉真司容疑者(41)に似た男の目撃情報が相次いでいることが20日、近隣住民らへの取材で分かった。京都府警は防犯カメラ映像や目撃情報を収集。事前に現場を下見していた可能性もあるとみている。

 近所に住む40代女性によると、15日ごろ、スタジオの西約200メートルにあるコンビニの駐輪場付近で、ガソリンの携行缶とみられる二つの箱を足元に置き、スマートフォンを操作している40代ぐらいの男を目撃した。

 17日午前9時ごろには、現場から南西に約150メートル離れた京阪宇治線の線路脇路上で、身柄確保時の青葉容疑者の服装と酷似した赤いシャツに青いジーンズ姿の男が、台車を押して西へ歩く姿を30代男性が目撃していた。

 さらに17日午後8時ごろには、現場の南西約500メートルの公園にあるベンチで、似た服装の男が寝そべっているのを、近所の女子高生が見掛けた。ベンチ脇には台車が置かれていた。

 また別の女子中学生も17日午後1時ごろと、事件当日の18日午前8時ごろ、同じ公園で似た服装の男を見た。

 府警によると、青葉容疑者は事件当日の朝、近くのガソリンスタンドに携行缶二つを持参し、40リットル分を購入。その後ガソリンを移し替えたバケツを台車でスタジオまで運び、建物内にまいて火を付けたとみられる。

 関係者によると、青葉容疑者は14日、居住先とみられるさいたま市内のアパートで近隣住民とトラブルを起こしていた。府警は、この直後に京都市に移動した可能性もあるとみて、足取りの確認を進める。