2019.7.18 10:06

WHO、エボラ熱で緊急事態宣言、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」

WHO、エボラ熱で緊急事態宣言、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」

コンゴのゴマで、子どもにワクチンを投与する医療関係者=17日(ロイター)

コンゴのゴマで、子どもにワクチンを投与する医療関係者=17日(ロイター)【拡大】

 世界保健機関(WHO)は17日、コンゴ(旧ザイール)東部で流行が続くエボラ出血熱について、専門家による緊急委員会を開き、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると宣言した。国境地帯で感染者が出ており、隣国へ感染拡大の恐れがあるとした。WHOのテドロス事務局長は「国際社会に、より多くの支援を求める」と呼び掛けた。

 WHOによる緊急事態宣言は2016年2月のジカ熱以来。エボラ熱では14年8月に西アフリカでの流行で宣言しており、今回が2回目となる。

 緊急委のステファン委員長は会合後の記者会見で「現時点では国際的な脅威にはなっていない」と指摘、渡航や貿易の制限措置は取らないとした。

 コンゴでは18年8月に流行が始まってから感染者は疑い例を含め2500人を超え、1600人以上が死亡。

 コンゴでは武力衝突が続く地域で流行しているため、治療や予防が十分に行えず、終息が見えない状況が続いている。