2019.7.14 14:46

フランス軍に宇宙司令部創設へ

フランス軍に宇宙司令部創設へ

 フランスのマクロン大統領は13日、パリの国防省で演説し、宇宙空間における防衛能力の確保のために、9月に空軍内に宇宙担当司令部を創設すると明らかにした。宇宙司令部を設けることで、空軍は「いずれ空・宇宙軍となる」と述べた。

 宇宙分野を巡っては、中国とロシアが兵器開発を進める一方、トランプ米大統領が昨年12月、宇宙軍の設置を指示。欧米の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)は6月、包括的な宇宙政策を策定することを決めた。

 フランスは独自の核抑止力を安全保障の要とする一方、マクロン氏は欧州連合(EU)での防衛協力を重視し、具体化している。宇宙空間の防衛に関しても欧州をけん引したい考えとみられる。

 マクロン氏は演説で「私たちは宇宙の状況の知識を深め、能動的な(攻撃)手段も含めて人工衛星をより良く守れるようにする」と表明。パルリ国防相が提案した宇宙防衛戦略を承認したと明らかにし、新たな資金投入を今後決めると述べた。(共同)