2019.7.14 05:03

【番記者が語るジャニーさんの素顔】(4)「ニュービジネスをやっていけるのは滝沢くらい」

【番記者が語るジャニーさんの素顔】

(4)「ニュービジネスをやっていけるのは滝沢くらい」

 ステージに情熱を注ぎ続けた人だった。お会いするたびに、いつも熱く語ってくださった。

 「人がやってきたことをやったら駄目。常に新しいものを作る。そのためのサポートは惜しみません」

 自らの感性を磨き続けた。1980年代、デビュー前の少年隊に歌番組でバック転を命じた。「当時は男の子がバック転をやるなんて信じられなかったんだよ。絶賛されたね」とうれしそうに話していた。

 近藤真彦にミュージカル出演依頼の電話をするも、非通知のため何度かけても出てもらえない。ここで得意の“You”が役に立つ。留守番電話に残した「Youに話があるんだよ」のメッセージで、マッチは「すぐにジャニーさんだと分かった。あの熱さは30年前と何も変わらないんだよ」と出演を快諾した。

 ジャニーさんは演出家として「日本にくる外国人も楽しめるエンターテインメントを見せたい」と2020年東京五輪を心待ちにしていた。6年も前の14年2月のことだ。「そんなニュービジネスをやっていけるのは滝沢くらい。いい時代になると思いますよ」と当時から後継者候補に滝沢秀明氏の名前を挙げていた。ジャニーさんの遺志は“息子”がしっかり受け継いでいる。(現運動部・湯浅大=2012年10月~14年10月担当)=おわり