2019.7.13 05:02

【番記者が語るジャニーさんの素顔】(3)冗談が好きだった 極度の写真嫌いもギネス本掲載

【番記者が語るジャニーさんの素顔】

(3)冗談が好きだった 極度の写真嫌いもギネス本掲載

 アメリカンジョークというべきか、だじゃれというべきか。ジャニーさんは冗談がお好きだった。記者を前に演出を手掛ける舞台などの説明を熱心にしている途中でも、「忍者は、何人じゃ~」などと突然“放って”くる。記者が反応に困っていると「あれ? ここ笑っていいところだよ」と言って、また笑わせようとしたり。

 ご自身がメディアなど表舞台に出ることは拒み続けた。その昔、ビートルズの“育ての親”とされるプロデューサーが4人の真ん中でサングラスをかけて立っている写真が雑誌に載ったのを見て、「みっともないと思った」という。裏方の人間が表に出るべきではない、との強い信念は揺るがなかった。

 私の担当期間中、一度だけ表に出た。ギネス世界記録に認定された際の、キャップにサングラスの顔写真。極度の写真嫌いだったジャニーさんも特別に許可したそうで、「これだけ(顔を)隠していればOK」。世界に認められたことを、素直に喜んでいた。

 その後の秘話も明かしてくれた。劇場で新入りのJr.たちにあいさつされた。しばらくして、同じキャップをかぶった。「そしたらね、その子供たちが『さっきのおじいちゃん、ジャニーさんだよ』って騒ぎ出してね~」。今も天国で周囲を驚かせたり笑わせたりしようと、さまざまな演出を凝らしているのだろうか。(現・運動部・篠田哉=2009~12年担当)