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“異色の評論家”竹村健一さん、多臓器不全で死去 89歳

“異色の評論家”竹村健一さん、多臓器不全で死去 89歳

竹村さんはトレードマークのパイプを手に、歯にきぬ着せぬ言論で人気を博した=1998年10月

竹村さんはトレードマークのパイプを手に、歯にきぬ着せぬ言論で人気を博した=1998年10月【拡大】

 産経新聞正論メンバーで第5回正論大賞を受賞した評論家の竹村健一(たけむら・けんいち)さんが8日午後7時38分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去したことが11日、分かった。89歳だった。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男、真一(しんいち)さん。お別れの会を開く予定はないという。関西弁とパイプをトレードマークに歯にきぬ着せぬ言論で活躍。「だいたいやねぇー」など数々の流行語も生み出した。

 「だいたいやねぇー」「日本の常識は世界の非常識」など、関西弁での辛口コメントで知られる竹村さんが、天国に旅立った。

 1953年に京大卒業後、毎日新聞社に入社。その後、フルブライト奨学生として米エール大、シラキュース大大学院などに留学した。帰国後は英文毎日記者の傍ら、英会話入門書やラジオの台本を執筆。山陽特殊製鋼調査部長、追手門学院大助教授なども歴任した。

 竹村さんを有名にしたのは、カナダの文明批評家、マーシャル・マクルーハンのメディア論を日本へ紹介した67年の著書「マクルーハンの世界」。本格的な評論活動に入り、政治や外交、経営など多方面を論じた。

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