2019.7.5 05:03

市井紗耶香氏、“モ~アピール。” 必死の立民、比例に有名人候補5人擁立

市井紗耶香氏、“モ~アピール。” 必死の立民、比例に有名人候補5人擁立

雨の中の演説で市井氏(中央)は子育て支援などをアピール。左端は枝野代表、右端は斉藤候補=4日午前、東京都新宿区 (撮影・丸山汎)

雨の中の演説で市井氏(中央)は子育て支援などをアピール。左端は枝野代表、右端は斉藤候補=4日午前、東京都新宿区 (撮影・丸山汎)【拡大】

 第25回参院選が4日、公示された。改選124議席(選挙区74、比例代表50)に選挙区215人、比例155人の計370人が立候補。令和初の国政選挙として、21日の投開票に向けて17日間の選挙戦がスタート。各地で与野党党首や候補者が第一声を上げた。比例代表に5人の有名人候補を立てた立憲民主党では、元モーニング娘。の市井紗耶香氏(35)が東京・新宿などで子育て世代への支援策拡充を訴えた。

 「比例で立候補します市井紗耶香です!」。緊張の選挙戦初日。JR新宿駅東南口で午前10時から始まった街頭演説会で、市井氏は枝野幸男代表(55)らと第一声を上げた。

 小雨の中、聴衆は約200人止まりと寂しかったが、4人の子供を育てる市井氏は「国全体で子供を守っていかなければ」。緊張の面持ちながら、モー娘。時代をほうふつさせる張りのある声で、保育士や看護師不足の解消、児童手当の拡充などを訴えた。

 市井氏は千葉市や横浜市も回り、最後は都内のJR有楽町駅前で演説。「自分の言葉で伝えられた」と振り返った。

 ただ、演説では「政治の世界に子育ての当事者が少ない」「今の日本が本当に子育て世代に温かい社会になっているか疑問」など呼びかける言葉は、先月の出馬宣言以降はほぼ同じで、内容には課題がみえた。

 足を止めた30代の派遣社員の女性からは「タレント候補では説得力がない。支持政党はないので演説を聞いて決める」とシビアな感想も。それでも立民関係者は「普通なら最初から堂々とは話せない。さすが。場数を踏んでいけば」と、市井氏の大舞台に強いハートに太鼓判をおした。

 立民では比例代表候補に市井氏のほか、元保育士で男性アカペラボーカルグループ「RAG FAIR」の元メンバー、奥村政佳氏(41)、元筆談ホステスで東京都北区議も務めた斉藤里恵氏(35)ら5人の有名人を擁立。

 党首として「多様な仲間を当選させて、国会の景色を変えようじゃありませんか」と第一声を上げた枝野代表は、「タレント候補を擁立したという意識はあまりない」と強調。「当事者的な意識で政治に関わっていただける方々で、選挙を戦う中でハンデになる知名度を補ってくれるという位置づけ」と説明する。

 市井氏に立民は「1位で当選できる」と期待をかけるが、鍵は演説力アップ。17日間の選挙戦は始まったばかりだ。