2019.6.14 18:30

ギネス記録保持のイタリア人ファンも涙 モンキー・パンチさんをしのぶ会

ギネス記録保持のイタリア人ファンも涙 モンキー・パンチさんをしのぶ会

東京都内で営まれた漫画家、モンキー・パンチさんをしのぶ会に北海道から駆けつけた長年のファン、岩原一さん=東京・青山

東京都内で営まれた漫画家、モンキー・パンチさんをしのぶ会に北海道から駆けつけた長年のファン、岩原一さん=東京・青山【拡大】

 4月11日に肺炎のため死去した、人気アニメ「ルパン三世」の原作者で漫画家のモンキー・パンチ(本名・加藤一彦)さん(享年81)をしのぶ会が14日、東京都港区の青山葬儀所で営まれ、全国からファンが駆けつけた。

 この日のために北海道大空町から上京したという会社役員、岩原一さん(42)は、ルパン三世を思わせる細身のスーツ姿で献花。「同じ北海道出身の先生には、イベントで『君はルパンに似てるね』と言っていただいたことがありました。改めて寂しさを感じます」と声を落とした。

 佐賀県基山町から訪れた下藤智剛さん(52)は妻の由里さん(51)と手を合わせ、「ルパンで育った世代。お色気もあって大人っぽかったけれど、子供の時に出会えて幸せでした」と感謝。都内在住の女性会社員(49)も「今はコンプライアンスを気にしてああいう作品がない。世間におもねらないハードボイルドさが良かった。小学生の時はファンクラブに入っていて、夢は峰不二子になることだった」と涙ぐんだ。

 また、イタリアから来日中だったというイラストレーター、ダリオ・カラブリアさん(43)も会のことを知り献花に。4000点以上に上るルパン三世グッズを収集してギネスブックにも名前があるといい、「先生とも2度会って、毎年メールで年賀状も交換していた。亡くなったとの知らせには涙が出た。ルパン三世を知らないイタリア人はいません。まるでイタリア人みたい」。

 中国・ハルビン出身で都内の大学院に留学する趙越さん(28)も「中国でも人気で子供の頃にテレビで見ていました。大泥棒でも悪い人じゃない。心がこもった会で、先生も天国で喜んでいると思う。ご冥福をお祈りします」と話した。

  • 東京都内で営まれた漫画家、モンキー・パンチさんをしのぶ会へ献花に訪れたイタリア人のファン、ダリオ・カラブリアさん=東京・青山