2019.6.10 14:30

よしもと若手屈指のイジられ芸人「たわた」が吉本新喜劇入団/芸能ショナイ業務話

よしもと若手屈指のイジられ芸人「たわた」が吉本新喜劇入団/芸能ショナイ業務話

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芸能ショナイ業務話
吉本新喜劇に入団した多和田上人

吉本新喜劇に入団した多和田上人【拡大】

 吉本新喜劇の新座員6人がお披露目となった。1月に兵庫・西宮神社で行われた恒例の開門神事「福男選び」で二番福に選ばれた伊丹祐貴(30)らがオーディションで合格したが、ここでご紹介させていただきたいのは、多和田上人(たわた・まさと、31)である。

 「たわた」の芸名で活動していた沖縄出身のピン芸人で、過去には「フラワーズオブロマンス」や「あまえんB」というコンビを組んでいた芸歴13年目。小柄で丸刈り頭が特徴で、特技は「頭で山芋をすれる」「おでこに吸盤をつけられる」とのこと。その容姿を「せんとくん」「実写版の子泣き爺」「じゃんけんのグー」「真顔のひょっとこ」などと自虐をすることもあれば、芸人仲間からもイジられる。

 多和田が自身のツイッターで新喜劇入団を報告したときには、多数の芸人仲間が愛のあるイジりで祝福した。例えばミキ・亜生(30)は自身のひざの写真とともに「失礼します。これぼくの膝なんですけど、これって多和田さんですよね」とコメント。これに対して「お答えします。もう自分の文章みたら分かりますよね。ぼくの膝とおっしゃってます。体の一部分に先輩芸人がいることありますか? ありませんよね? 二度とリプ送ってくんじゃねぇぞ。クソボケが。」と返信した。

 このような、イジられた際に怒りながら「◯◯じゃねぇぞ!」などとツッコむ言葉遣いを同期の見取り図から「女子プロ弁」とイジられている。

 ここからは私の主観だが、“多和田イジり”はどうしても笑ってしまうのである。イジられればイジられるほど、おもしろい。イジりに対して、単純だが全力で返す姿に腹を抱えて笑ったこともある。なぜテレビに出てこなかったのか、不思議に思ったくらいだ。

 私の肌感覚であるが、関西のバラエティーでイジられ役がスポットライトを浴びる番組が少ないのかなと。VTRを主とする流れる番組が多く、ロケや素人インタビューなどができるタレントが重宝されやすい。スタジオで行うトークバラエティーのようなもの、例えばテレビ朝日「アメトーーク!」(木曜後11・20)やフジテレビ「さんまのお笑い向上委員会」(土曜後11・10)、「全力!脱力タイムズ」(金曜後11・0)に多和田が出演したとして、強烈なイジりに対し、どんなリアクションをとるのか、とても興味深い。

 さて、そんな多和田は吉本新喜劇という道を選んだ。個人的な感想は「全然アリ」。池乃めだか(75)、Mr.オクレ、酒井藍(32)…。挙げればきりがないほどの個性派揃いの座員の中でも、多和田の個性は消えないのではないか。「じゃんけんのグー」のようなフォルムをした芸人が舞台上でイジられ、全力でツッコむ-。たぶん、おもしろい。

 では、イジり役は誰か? 真っ先に浮かんだのは座長のすっちー(47)だ。吉田裕(40)とのギャグ「乳首ドリル」が大ヒット。最近では佐藤太一郎(41)のせりふをひたすらオウム返しするネタで爆笑を起こしている。2つのネタに共通しているのは、イジりに対して相手が全力で返していること。そう考えると、すっちー座長はたぶん多和田のことも嫌いじゃない。

    (わたなべ)