2019.6.9 11:23

田口淳之介、小嶺麗奈両被告保釈時の裏側/芸能ショナイ業務話

田口淳之介、小嶺麗奈両被告保釈時の裏側/芸能ショナイ業務話

特集:
芸能ショナイ業務話
保釈され、土下座して謝罪する田口淳之介被告=東京・青海(撮影・中井誠)

保釈され、土下座して謝罪する田口淳之介被告=東京・青海(撮影・中井誠)【拡大】

 大麻取締法違反(所持)の罪で起訴されたアイドルグループ、KAT-TUNの元メンバー、田口淳之介被告(33)と元女優、小嶺麗奈被告(38)が7日、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。

 この日は関東が梅雨入りし、昼頃から激しい雨が降る中、湾岸署の正面玄関前には早くから両被告の登場を待つ約100人の報道陣であふれた。

 午後4時20分ごろ、2人が相次いで保釈保証金300万円を納付したとの報道が出ると、会場の空気は一変。緊張感が増したが、両被告はなかなか姿を現す気配はなし。しかも雨脚は強くなる一方で、報道陣にも疲れが見え始めていた。

 そんな中、午後7時前、動きが出た。署から報道陣へ注意があり、警察官が警備のために姿を見せるや、まずは同5分に裏口から小嶺被告が乗ったワゴン車が出発。車中の小嶺被告の表情を見ようと目をこらすも、後部座席にはカーテンが引かれて姿はなし。小嶺カーを見送った報道陣はダッシュで正面玄関へ。続いて同20分に田口被告が黒スーツ姿で姿をみせ、謝罪の言葉を語り出す。

 内容は多くの人に迷惑をかけたことへの謝罪と芸能活動を一時休止すること、今後は犯罪に手を染めないという決意の3つのポイントを盛り込んでいたのだが、覚えた言葉を語る姿はまるで歌舞伎の口上のようで、本人が自分で考えた言葉だとしたら「どうかこれからも皆様からのご指導ご鞭撻のほどを、何卒よろしくお願い申し上げます!」というのはなかったと思う。もっと自分の言葉で反省を語った方が気持ちが伝わってよかったのではないだろうか。

 そして、最後はまさかの土下座謝罪だ。

 「本当に申し訳ありませんでした!」。そう絶叫すると、地面に両手をつき、ひざまずくと額をつけたまま動かない。その瞬間、集まった報道陣ら100人からどよめきが起こる。誠意を見せるための行動だったのかもしれないが、保釈時の土下座謝罪は前代未聞で違和感を覚えたり、パフォーマンスのように映った人も多かったのではないだろうか。これまでの過ちを謝罪し、自身の更生と再起を誓うなら土下座ではなく前を向くことが大切なのではと感じた。

 また、田口被告は素の表情が見え隠れする。土下座から立ち上がると一転、それまでの申し訳なさそうな表情は無表情となり、報道陣の「小嶺被告との関係は?」「なぜ薬物に手を染めたのですか?」などの問いかけに反応することなく無言。

 送検時にも車の中で薄ら笑いを浮かべたような表情が印象的だったが、今回も土下座後の一転した振る舞いは、田口被告の性格をよく知ったファンならば彼の心情を理解することは可能かもしれないが、世間一般の人には誤解を招くことも多いのではないだろうか。

 今後はイバラの道が待ち受けている。7月5日に開幕する全国ツアー(17カ所19公演)は本人が活動休止を明言しており、中止を余儀なくされるが、チケット代の返金作業は止まったままだ。写真集「田口淳之介 A Man」も刊行中止となり、今月中旬に東京都内で開催予定だったイベントは参加費の払い戻しをしているなど、損害賠償額は膨らむ一方だ。

 ファンへの対応はもちろん、仕事先への謝罪も優先せねばならず、小嶺被告との決別もイメージを払拭するために必要なことだといえる。芸能活動の再開はほど遠いといっていいだろう。今後、田口被告がどうやって信頼を回復していくのか注目が集まりそうだ。

 ちなみに、午後7時25分頃、田口の乗った車を見送ったアラフォー記者の服は雨に打たれてしっとり。長時間の張り込みで冷えまくった体は湾岸署の裏口から正面玄関まで他社の若い記者たちに触発されてダッシュしたため、すでに軽い筋肉痛に。ヘトヘトになりながら帰社し、最後の執筆作業に追われたのでした。(ちゅん)