2019.6.8 11:10

生田斗真も翻弄? 舞台を中心に活躍する実力派の神野三鈴に注目/芸能ショナイ業務話

生田斗真も翻弄? 舞台を中心に活躍する実力派の神野三鈴に注目/芸能ショナイ業務話

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芸能ショナイ業務話
神野三鈴

神野三鈴【拡大】

 舞台を中心に活躍する名女優がいる。25年以上の芸歴を誇るベテラン、神野三鈴(53)だ。

 近年は、TBS系「せいせいするほど、愛してる」(2016年)で演じた主人公(武井咲)の上司役をはじめ、「小さな巨人」(17年)の刑事課課長役、「ブラックペアン」(18年)の看護師長役などドラマにも多数出演。舞台を普段見なくても、顔を見ればピンと来る人は多いのではないか。

 1992年の舞台「グリーン・ベンチ」で本格女優デビューした彼女は、これまで「太鼓たたいて笛ふいて」、「組曲虐殺」といった井上ひさし作品や、三谷幸喜作品などの舞台で活躍。2012年には「組曲虐殺」の演技などが評価され、第47回紀伊國屋演劇賞の個人賞を受賞した。

 最大の魅力は、舞台で鍛え抜かれた演技力。例えば、映画「37Seconds」では脳性麻痺の娘に行き過ぎるほどの愛を注ぐ過保護な母親、同「blank13」では夫が失踪した後に2人の子供を苦労して育て上げる優しい母親、そして11月29日に公開される「MANRIKI」では金髪のかつら、ミニスカート姿で主演の斎藤工を誘惑するセクシーな女性を巧みに演じ分ける。まさにカメレオン女優だ。

 一方で、私生活では世界的ジャズピアニスト、小曽根真さんと結婚。現在は保護猫3匹とともに夫と鎌倉の自然の中で暮らし、動物愛護活動もしている。夫との穏やかな時間の中で磨かれる感性も、演技に影響を与えているのだろう。

 神野を知る関係者は、その素顔について「笑顔の絶えないユーモアあふれる女性。柔らかさと上品な色っぽさがあり、神野さんと仕事をしたスタッフはみんな神野さんが好きになって、神野さんにも好かれているんじゃないかと幸せな勘違いをしてしまう」と明かす。

 そんな彼女は現在、東京・新国立劇場で上演されている俳優、生田斗真(34)の主演舞台「オレステイア」(30日まで)に出演中。王家の家族間殺人を描く4時間半にわたる大作で、娘の復讐(ふくしゅう)のため夫を殺害する悪女を演じている。

 6日の初日に行った会見で神野は「なぜ人が人を殺すのか、なぜそれが戦争なら許されるのか、考えさせられる内容です」とアピール。殺される夫役の横田栄司は「三鈴さんと激しい夫婦げんかを繰り広げます。そこもお楽しみ」と付け加えた。

 舞台で培った確かな演技力で観る者を魅了する神野。同じく舞台出身でブレークした吉田羊のように、大きな脚光を浴びる日は遠くなさそうだ。(まろ)