2019.6.4 20:28

羽生善治九段「大きな目標。今日達成できてうれしい」 通算勝利数が単独首位に/将棋

羽生善治九段「大きな目標。今日達成できてうれしい」 通算勝利数が単独首位に/将棋

第60期王位戦リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王を破り、最多となる公式戦通算1434勝を達成し記者会見する羽生善治九段=東京都渋谷区の将棋会館

第60期王位戦リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王を破り、最多となる公式戦通算1434勝を達成し記者会見する羽生善治九段=東京都渋谷区の将棋会館【拡大】

 将棋の羽生善治九段(48)は4日に行われた対局に勝利し、昭和の巨人といわれた故大山康晴15世名人の記録を27年ぶりに更新、最多の公式戦通算1434勝(591敗2持将棋)を挙げた。

 不屈の精神で、誰も見たことのない頂に立った。4日に行われた将棋王位戦リーグ白組のプレーオフ。熱戦を制して通算勝利数の単独首位に上り詰めた羽生善治九段(48)は対局後、「今年に入ってからの一つの大きな目標だった。今日達成できてうれしい」と少しほっとした様子で話した。

 会場は東京都渋谷区の将棋会館。午前10時開始の対局を前に、タイトル保持者の永瀬拓矢叡王(26)は、先輩の大棋士を気遣ってか自ら下座に着いた。それに対し、無冠の羽生九段が上座を譲る一幕も見られた。

 勝負は羽生九段がじわじわと差を広げ、午後7時45分ごろ、粘る永瀬叡王がついに頭を下げて投了した。

 新記録に王手をかけていた羽生九段は、5月30日の対局に敗れてひとまずお預け。この日の一戦に、再び新記録を懸けて臨んでいた。