2019.5.23 05:01

オプジーボで小野薬、京大へ寄付検討を本庶氏に案提示

オプジーボで小野薬、京大へ寄付検討を本庶氏に案提示

 2018年のノーベル医学賞を受賞した京都大の本庶佑特別教授が、がん免疫治療薬「オプジーボ」を巡る特許料率の見直しを求めている問題で、小野薬品工業は22日、料率の引き上げという形で対価を上乗せするのでなく、京都大への寄付を行う案を本庶氏側に提示していることを明らかにした。具体的な金額などは明らかにしていない。

 本庶氏への支払いについては「今後も契約に基づく対価を支払う」とし、現時点では見直しには応じない考えを示した。2011年から協議を続けているが、合意に至らなかったため、昨年11月に寄付の形で対応することを申し入れたとしている。ただそれ以降、両者の話し合いはないという。

 本庶氏は今年4月の記者会見で、特許に関する契約で小野薬品から支払われている対価が少なすぎるとして、特許料率の見直しを求めていた。