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間寛平、木村進さん通夜で悲痛「僕がこうしてやれているのは進ちゃんのおかげ」

間寛平、木村進さん通夜で悲痛「僕がこうしてやれているのは進ちゃんのおかげ」

木村さんと寛平(左)のコンビは人気を集め、病に倒れた後も親交は続いた(2001年9月撮影)

木村さんと寛平(左)のコンビは人気を集め、病に倒れた後も親交は続いた(2001年9月撮影)【拡大】

 感謝は尽きない。ともに芸人だけでは食べられなかった若手時代、木村さんは当時結婚しており、夫人のバイト代で生活する苦しい日々だったが、それでも家に転がり込んできた寛平を許してくれた。舞台だけでなく私生活でもお世話になった恩人だった。

 この日は関係者約100人が参列。遺影には若いときの宣材写真が使用され、斎場のテレビには木村さんが出演している新喜劇が流れた。

 通夜前には妹で喪主の龍子(たつこ)さんが取材に応じた。14日に「頭が痛い」と訴える木村さんを大阪市内の病院へ救急搬送。19日に吉本新喜劇の楠本見江子(72)らが見舞いに訪れ、「今でも男前やね~」と話しかけたが、帰った後に状態が急変。最後は龍子さんに看取られた。

 最近は車いすの生活が続いたが、「常にお芝居のことばかり考えて、いつでも舞台に出るつもりだった」という。かつらを被るために一定の髪の長さが必要で、理髪店に連れて行っても髪を切るのを嫌がったという。

 寛平によると、しっかりと会話をしたのは3年ほど前。「2人の思い出で、ものすごいウケる芝居があるんですけど、『またやりたいな~』とずっと言うてましたね」。念願はかなわなかったが、必死でリハビリに励んだ木村さん。一時代を共に築いた盟友を、静かに見送った。

★すごい信頼関係

 吉本新喜劇のベテラン、池乃めだか(75)も弔問に訪れた。1976年に入団しためだかにとって、木村さんは年下ながら、すでに座長。「貫禄があった。進ちゃんは社長って感じ。お芝居をしながら笑いを取る。盗まないとアカンと思っていました」。

 「寛平×進」のコンビについて、ある舞台で車いすの木村さんに寛平が「悔しかったら走れよ」と言ったという。「『なんてこと言うんだ』と思いましたが、それが寛平ちゃんの励まし。友情に嫉妬するくらいすごい信頼関係だと思いました」としみじみ話した。

主な参列者

 間寛平、池乃めだか、末成由美、オール巨人、桂文珍、月亭八方、帯谷孝史、やなぎ浩二、島田一の介、内場勝則、未知やすえ、川畑泰史

  • 盟友であり、家族のようだった“相方”木村進さんを悼む間寛平=大阪市都島区(撮影・榎本雅弘)
  • 祭壇の遺影
  • 盟友であり、家族のようだった“相方”木村進さんを悼む間寛平=大阪市都島区(撮影・榎本雅弘)
  • 盟友であり、家族のようだった“相方”木村進さんを悼む間寛平=大阪市都島区(撮影・榎本雅弘)
  • 弔問に訪れた池乃めだか
  • 弔問に訪れた池乃めだか
  • 弔問に訪れた桂文珍
  • 弔問に訪れた月亭八方
  • 弔問に訪れたオール巨人
  • 弔問に訪れたオール巨人