2019.5.19 20:21

屋久島で孤立の314人、全て救助 重症者なし

屋久島で孤立の314人、全て救助 重症者なし

 鹿児島県屋久島町の局地的な大雨により、孤立状態で一夜を明かした世界自然遺産・屋久島の登山者らは19日、県警や地元消防団の救助活動を受けて全員が下山した。県は、救助した人数が計314人になったと明らかにした。

 孤立者は下山後、健康状態などを医師らに確認してもらうため、バスで麓の屋久島署へ。一部は病院へ搬送された。救助前に捻挫や体調不良を訴えた人もいたが、重症者はいなかったという。

 孤立が生じたのは18日午後。屋久島の東部から観光名所「縄文杉」に向かう県道を中心に、冠水や陥没、土砂崩れが発生した。登山者らを運ぶバスをはじめ、10台超が立ち往生。人々は車内や山小屋にとどまったり、屋外で雨にぬれたりしながら、夜を明かした。

 県や町が当初把握した孤立者は、計266人。19日になって、孤立者が集まる場所に合流してきた人などがいたため、計50人近く増えたという。