2019.5.17 22:08

中国で邦人男性に実刑判決「国家機密窃取」

中国で邦人男性に実刑判決「国家機密窃取」

 中国山東省で2017年3月に温泉開発のための地質調査中に拘束された70代の日本人男性に、同省煙台市の中級人民法院(地裁)が17日、国家機密情報を窃取した罪で懲役5年6月と3万元(約48万円)没収の実刑判決を言い渡したことが分かった。日中関係筋が明らかにした。

 男性は千葉県船橋市の地質調査会社「日本地下探査」の責任者。山東省で同僚と測定機器を使って地質調査中に拘束され、18年5月に起訴された。判決でどのような行動が問題視されたのかは明らかになっていない。

 この温泉開発では、日本人男性6人が山東省と海南省で拘束された。うち4人は帰国したが、今回判決を受けた男性と、海南省で拘束された男性が起訴されていた。6人の拘束について、中国政府の元幹部は軍事施設を撮影するなど「機密に触れる可能性が高い場所で測量データなどを取っていた」と話していた。 中国では15年以降、スパイ行為に関わったなどとして少なくとも日本人9人が起訴され、判決が出たのは今回で6人目。(共同)