2019.5.17 17:35

「プロテスタンティズム」の吉野作造賞を取り消し 深井智朗氏の捏造、盗用で

「プロテスタンティズム」の吉野作造賞を取り消し 深井智朗氏の捏造、盗用で

 著作に捏造や盗用があったとして東洋英和女学院(東京都港区)の院長職などを懲戒解雇された深井智朗氏(54)を巡り、読売新聞社などは17日、深井氏の別の著作を対象に昨年7月に授与した「読売・吉野作造賞」を取り消すと発表した。

 同社によると、受賞作の「プロテスタンティズム」(中公新書)には不正は確認できなかったが、同学院が別の著作について不正を認定したことを受け「研究者倫理の欠如が認められ、研究姿勢に重大な問題がある」として取り消しを決めた。「読売新聞社によると、昨年10月に深井氏の問題が表面化し、受賞作の内容の精査を研究者に依頼。深井氏にも事情を聴いたが、捏造や盗用は見つからなかった。しかし、東洋英和女学院大が別途進めた調査の結果、著書「ヴァイマールの聖なる政治的精神」(岩波書店)などに不正があることが判明、同学院は今月10日付で深井氏を懲戒解雇した。

 読売新聞社は授賞の取り消しについて「誠に遺憾」とコメントした。