2019.5.16 18:40

雇い止め男性、スバル提訴「無期転換逃れで違法」

雇い止め男性、スバル提訴「無期転換逃れで違法」

 自動車大手SUBARU(スバル)の契約社員だった米国籍のデビッド・コーエンさん(45)が16日、無期限契約での職場復帰と未払い賃金約2400万円の支払いを求めて東京地裁に提訴した。会社が無期限契約への転換を逃れる目的で、契約を更新しなかったのは違法だとしている。

 労働契約法は、有期契約の労働者が更新を申し込んだ場合、合理的な理由がなければ会社は拒めないと規定。原告側はスバルの業績に貢献しており、拒否される理由はないと主張している。

 訴状によると、コーエンさんは2008年4月に入社し、自動車のデザインを担当。1年ごとに契約を更新してきた。

 13年4月の改正労働契約法施行で、勤務期間が5年を超えたときに無期限契約を希望すれば、会社は承諾したとみなす「無期転換ルール」が導入された。ところが、スバルは18年4月の更新を拒否し、同3月末で契約を打ち切った。

 スバルは「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。