2019.5.16 09:02

JR東日本、次世代新幹線の試験車走行を公開 360キロ運転目指す

JR東日本、次世代新幹線の試験車走行を公開 360キロ運転目指す

10号車を先頭にJR盛岡駅に入線する、次世代新幹線開発に向けた試験車両「ALFA-X」=16日未明

10号車を先頭にJR盛岡駅に入線する、次世代新幹線開発に向けた試験車両「ALFA-X」=16日未明【拡大】

 JR東日本は16日未明、次世代新幹線開発に向けた新型試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」の試験走行を盛岡駅で報道陣に公開した。現在の最高時速より40キロ速い360キロでの営業運転を目指し、技術データを収集する。

 営業運転が終了した午前1時前、列車の到着を知らせる放送がホームに流れ、先端部分の「鼻」が約22メートルの10号車を先頭に仙台方面からゆっくりと入線。約30分後に折り返し出発した。JR東によると、この日の最高速度は320キロだった。

 車両は総工費約100億円をかけて今月完成。1号車の鼻は約16メートルと10号車より短く、トンネル進入時に車体にかかる圧力の違いなどを分析する。地震時の揺れを抑える装置や、空気抵抗を利用して素早く停止できる装置も搭載した。

 試験は10日の営業運転終了後から始まっており、2022年3月まで東北新幹線の仙台-新青森間を週2回程度走る。約400キロでの高速走行も数回行う。北海道新幹線が札幌までの延伸を予定する31年春までの導入を目指す。

 JR東日本盛岡支社の神山和則運用車両課長は「試験はここまで順調に進んでいる。次世代の新幹線にふさわしい安全性や環境性能の確認に緊張感を持って取り組みたい」と話した。