2019.5.16 08:42

出演者の死で番組打ち切り 浮気疑いが苦で自殺か

出演者の死で番組打ち切り 浮気疑いが苦で自殺か

 一般視聴者が私的な問題について議論する、英民放ITVの人気リアリティー番組に出演した男性が収録後に死亡し波紋が広がっている。男性は自身の浮気が否定されなかったことを苦に自殺した可能性があり、ITVは15日、番組の打ち切りを発表した。

 男性の死を受け、メイ首相の報道官が14日に「放送事業者は出演者の心の健康に責任を負う」と指摘していた。ITVの別の番組でも過去に似たような死亡例があり、下院は出演者への支援態勢が適切だったか調査する方針だ。

 BBC放送などによると、番組は2005年に放送が始まった「ジェレミー・カイル・ショー」。一般人の出演者が恋愛や薬物中毒について激論を交わす形式が人気を呼び、視聴率は20%を超えていたという。

 だが、英南部に住む男性(63)が5月上旬の収録の際、婚約者に対して浮気をしていないことをうそ発見器で証明しようとしたが失敗、2人は別れることになったとされる。男性は収録後に死亡。薬物の大量摂取による自殺の可能性が報じられた。ITVは15日の声明で遺族に哀悼の意を表し「出来事の重大性から番組の打ち切りを決めた」と説明した。(共同)