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【関西レジェンド伝】正司敏江(2)「ちゃっかり娘」でデビュー

【関西レジェンド伝】

正司敏江(2)「ちゃっかり娘」でデビュー

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関西レジェンド伝
ちゃっかり娘でデビュー。中央が私です

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 香川県の小豆島で生まれた私は、中学を卒業後に大阪へ働きに出て、1957(昭和32)年に姉妹音曲トリオ、かしまし娘の家にお手伝いさんとして入りました。そのうち、かしまし娘の父、正司光長さんが青森から弟子のお子さんである2人の姉妹を連れてきたんです。

 姉妹は大阪で漫才を見て「私たちもやりたい」と言いだしたんですね。かしまし娘の弟子だからトリオがいいだろうということになり、私が呼ばれまして「ちゃっかり娘」として1962(昭和37)年に初舞台を踏みます。芸名は正司利江、芳江、春江。私はのちに利江から敏江に改めます。

 お手伝いさんから芸人になるとは…。香川県坂出市の実家に連絡すると、父は「キミコの好きなことをおやり」と言ってくれました。

 ちゃっかり娘は3人とも髪にリボンをつけて、赤い着物。金魚の刺繍は、かしまし娘の照江(現照枝)さんがしてくれました。姉妹は津軽三味線が上手でしたけど、私はあわてて稽古したギター。弦のどこを押さえればいいか、すぐに忘れてしまうので大変でしたわ。それでも、角座などの舞台に立たせていただき、人気テレビ番組「てなもんや三度笠」にも出演させてもらいました。

 63年の春、横山ノックさんや上岡龍太郎さんらがいた「漫画トリオ」のマネジャーをしていた及川玲児さんという方と仕事先で出会いました。ちゃっかり娘にも仕事をとってきてくれたり、差し入れをくれたり。そのうち、2人で会うようになりました。

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