2019.5.9 11:00

レーダー照射問題後初 日韓防衛相会談の開催調整

レーダー照射問題後初 日韓防衛相会談の開催調整

 防衛省は、今月31日から6月2日にシンガポールで開かれるアジア安全保障会議の期間中、岩屋毅防衛相と韓国の鄭景斗国防相による日韓防衛相会談を開催する方向で調整に入った。同省幹部が9日、明らかにした。会談は、昨年12月の韓国海軍艦艇による自衛隊機への火器管制レーダー照射問題後、初めて。主に北朝鮮の飛翔体発射を含む朝鮮半島情勢について協議する見通しだ。

 米国のシャナハン国防長官代行を交えた日米韓3カ国の会談実施も検討する。日米韓の防衛実務者は9日、北朝鮮の飛翔体発射を巡り、ソウルで協議する。

 会談で、防衛省はレーダー照射について大きく取り上げない方針。1月に最終見解を出して、両国間の交渉を既に打ち切った上「前向きで建設的な会談でなければ開く意味がない」(政府筋)と判断しているためだ。

 ただ、日韓関係はレーダー照射に加え、韓国人元徴用工問題などによって改善の兆しが見られず、開催には曲折が予想される。