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【朝ドラのころ】瀧本美織(1)てっぱんのヒロインには素の自分がてっぱん

【朝ドラのころ】

瀧本美織(1)てっぱんのヒロインには素の自分がてっぱん

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朝ドラのころ
ヒロインの瀧本(中央)と育ての親を演じた左から遠藤、安田。撮影中は本当の家族のようだったという

ヒロインの瀧本(中央)と育ての親を演じた左から遠藤、安田。撮影中は本当の家族のようだったという【拡大】

 ヒロイン決定は、ものすごいサプライズで知ったんです。制作側から最初「他の人にヒロインが決まりました」と告げられました。そうか、残念だなと思っていたら、続けて「代わりに番組のリポーターをやるお仕事があるので、大阪に来てもらえませんか?」と。やってみようかなと思ったんですが、当時流行っていた胃腸炎になってしまったんです。だからリポーターのお仕事をお断りしようとしたら、ものすごい勢いで「絶対に来てください」と言われて。もう、はうような感じで(実家の鳥取県から)電車や新幹線に乗って、現場に行って。「今からリポーターのお仕事頑張ります」とコメント撮りをしていたら、スタッフの方がパンッパンッってクラッカーを鳴らしながら、なだれ込んできたんです。「おめでとう! ヒロインだよ!!」って。

 それからはめまぐるしかったです。すぐ次の日に東京と大阪で記者会見。スタッフさんとか局の人たちへのあいさつ回りを隅から隅まで行って。当時の写真を見ると、顔が青白くて、あ~、やっぱり胃腸炎だったんだなっていうのが自分でも分かります。

 とにかく頭の中が真っ白で、うれしいより、ビックリの方が大きくて。実感が湧いたのは両親に電話したときですかね。「朝ドラ、決まったよ」って。毎日自分の姿を見てもらえる。親孝行できるかなっていうのを、ものすごく感じました。 (12日付に続く)

瀧本 美織(たきもと・みおり)

 1991(平成3)年10月16日生まれ、27歳。鳥取県出身。2008年の夏に東京・原宿でスカウトされ、直後に受けた映画「彼岸島」のオーディションでヒロインの座を獲得。10年1月公開の同作で女優デビューした。11年にTBS系「美男ですね」で民放ドラマ初主演。13年公開のジブリ映画「風立ちぬ」(宮崎駿監督)ではヒロインの声を担当。代表作は他にフジテレビ系「GTO」など。6月1日スタートの同局系「仮面同窓会」(土曜後11・40)でヒロインを演じる。趣味はダンス。162センチ。

てっぱん

 広島・尾道の家族と幸せに暮らしていたあかり(瀧本)は高校卒業直前、実の祖母(富司純子)が尾道を訪ねてきたことで自分が養女だと知る。大阪で就職し、祖母が営む下宿屋で暮らすうちに、実の母と祖母がけんか別れしたことや、それが原因で閉店したお好み焼き店があったことが判明。あかりは、なんとか祖母に笑顔を取り戻してほしいと、再び店を出すために奮闘する。尾道で暮らす育ての父役は遠藤憲一、同じく母役は安田成美。オープニング曲「ひまわり」は葉加瀬太郎が担当した。

  • ヒロイン発表会見で、お好み焼きのヘラを手に奮闘を誓う瀧本。初々しい演技が視聴者をくぎ付けにした=2010年撮影
  • 瀧本美織