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【朝ドラのころ】松嶋菜々子(4)「いつか大河に…」クランクアップでのあいさつが現実に

【朝ドラのころ】

松嶋菜々子(4)「いつか大河に…」クランクアップでのあいさつが現実に

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クランクアップを迎えたときの松嶋。左から奥田瑛二、藤村志保、寺泉憲、三宅裕司、川島なお美さんら共演者から拍手をされた =1996年撮影

クランクアップを迎えたときの松嶋。左から奥田瑛二、藤村志保、寺泉憲、三宅裕司、川島なお美さんら共演者から拍手をされた =1996年撮影【拡大】

 9カ月間の撮影はギリギリまで出番があり、最後まで気が抜けませんでした。クランクアップを迎えたときは解放感があり、泣かずにはいられませんでした。

 家に帰って「いっぱい食べて、いっぱい寝よう!」と思ったんですけど、寝て起きたときは抜け殻になっていて…。そのときに見上げた部屋の天井が目に浮かびます。

 打ち上げはバンド編成のステージがあり、叔父役の三宅裕司さんがドラムをたたき、母親役の夏木マリさんが「絹の靴下」、司法修習生時代の恩師役の泉谷しげるさんが「春夏秋冬」を歌ってくださいました。山下達郎さんも主題歌「DREAMING GIRL」を披露され、夢のようでした。達郎さんは歌声のイメージとは違う男っぽい雰囲気があって。二次会はカラオケへ行き、スタッフが集まる部屋が達郎さんのリクエストコーナーになり、何曲も歌ってくださったんです。

 打ち上げとは別にあったクランクアップセレモニーでは「大河ドラマに出られるように頑張ります」とあいさつをしました。「利家とまつ」(2002年)に唐沢寿明さんと主演し、本当に大河への出演がかなったときはうれしかったですね。大河の撮影も厳しいスケジュールでしたが、朝ドラをやったんだから乗り越えられるという気持ちがどこかにありました。胃腸炎になったり、高熱を出しても、38度の熱は蚊に刺されたようなものだと思って、現場に行きました。

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