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劇画界の巨星また…小池一夫さん逝く 「子連れ狼」原作者

劇画界の巨星また…小池一夫さん逝く 「子連れ狼」原作者

2008年4月、原作を担当した漫画のキャラクターの前で自作を語る小池さん

2008年4月、原作を担当した漫画のキャラクターの前で自作を語る小池さん【拡大】

 大ヒット漫画「子連れ狼」など多くの人気作品を生み出した、漫画原作者の小池一夫(本名・俵谷星舟=たわらや・せいしゅう)さんが17日午後8時頃、肺炎のため東京都内の病院で死去した。82歳。秋田県出身。葬儀・告別式は近親者で行った。長期入院中だったが、17日に人気アニメ「ルパン三世」の原作者で漫画家のモンキー・パンチさんの死去が判明した際に、追悼のコメントをツイッターに投稿したばかりだった。

 小池さんは1936年、秋田県生まれ。59年に中大法学部卒業。自身は「小説家を目指して上京」したとしており、中大在学中は「桃太郎侍」で知られる時代小説家、故山手樹一郎さんに師事。

 しかし、小説家は断念し司法試験に挑戦したが、失敗。その後、劇画の魅力にひかれ、漫画家のさいとう・たかをさん(82)のプロダクションへ。70年に独立し出世作になったのが、同年から76年にかけて漫画誌「漫画アクション」(双葉社)に連載された時代劇画「子連れ狼」(画・小島剛夕)だった。

 妻を殺された剣の達人、拝一刀(おがみ・いっとう)が幼い息子、大五郎を連れて諸国を回り、敵討ちする物語。映画やテレビドラマになり海外でも人気になった。

 小池さんは「僕のつくる主人公は拝一刀みたいに無口な人が多い。それが世界的にも受け入れられている。よけいな愚痴を言わないというカッコよさは、きっと世界共通なんだと思います」と雑誌に寄稿している。

 以後も、「弐十手物語」「クライングフリーマン」などのヒットを連発。漫画原作で一時代を築いた。

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  • 2002年10月、テレビ朝日時代劇「子連れ狼」制作会見に出席した(左から)小池さん、北大路、子役の小林翼
  • 2007年9月、「小池一夫劇画村塾」の株式会社化に伴い、東京都内で行われた発足記念パーティーであいさつする小池さん(中央)。漫画家の高橋さん(右)、原さん(左)らも出席
  • 小池一夫さんの主な漫画原作