2019.4.17 09:10

黒沢監督しのびモスクワで展示会 自筆絵画も初公開

黒沢監督しのびモスクワで展示会 自筆絵画も初公開

 黒沢明監督がロシア極東の少数民族猟師と探検隊長の交流を描いた日ソ合作映画「デルス・ウザーラ」(1975年)に出演したロシア人俳優らが中心となり、黒沢監督をしのぶ展示会が16日からモスクワ中心部の国立マールイ劇場で始まった。一般公開は5月15日まで。

 同劇場は、映画で主役の探検隊長を演じたユーリー・ソローミンさん(83)が30年以上にわたり芸術監督を務める。展示会で公開されるのは、74年にロシア極東で行われた撮影の風景写真や黒沢監督が描いたコンテなど。撮影期間中に39歳の誕生日を迎えたソローミンさんに黒沢監督が自ら描いて贈ったアムールトラの絵は一般初公開という。

 展示会開始に先立ち15日に行われた記念式典には、映画に出演した俳優や俳優の遺族、衣装担当者、日本の外交官らが出席。ソローミンさんは「私は黒沢監督の生徒。監督の教えがあったおかげで多くの演劇や映画作品を残してこられた」と語った。(共同)